まる子の巣ごもり日記へようこそ。
さて本日は..
シリーズ:🕯️3Dプリンター🕯️
【Ep.9 〈3Dプリンター〉ゆろさんゼロから3Dプリント設計してみました 後編】です。
その前に一筆‥
皆さま
いつもご愛読いただきありがとうございます。
お陰さまで 大好評[シリーズ:3Dプリンター]が回を重ねるにつれ、シリーズ恒例の「前回までのあらすじ」も長くなってまいりました。
ここまで欠かさず読んでくださっている方には ぜひ本編からすぐにお読みいただけるよう、まる子新しい試みで〈目次〉を付けてみました。(Ep.9 本編は〈目次〉の ②からどうぞ。)
IT知識ゼロなまる子ではございますが、これからも少しずつ進歩していくこの【巣ごもり日記】の成長過程も共にお楽しみいただけたら嬉しく思います。
まる子
前回までのあらすじ
私たちは日頃よりボードゲームを愛し、一つ一つのBox内の収納にも心血を注いでまいりました。
100円ショップを見つけては、日夜ボドゲ収納にぴったりなケースを探すことに熱中していたある日、我々が出会ったのは海外の3Dプリンター収納勢の美しい収納例の数々・・
これから先の100円ショップでの収納グッズ探しコスト、収納グッズの家での在庫管理などを総合的に見て、3Dプリンター購入に行き着いたのです。
ここまでの詳しいストーリーはこちら↓
【Ep.1〈3Dプリンター〉買いました】編〈広い3Dプリンターの世界でゆろさんに選ばれし2択〉の巻。
【Ep.2〈3Dプリンター〉届きました】編〈まる子は いつでも後悔する準備はできていた、、〉の巻。
【Ep.3〈3Dプリンター〉実際に印刷してみました】〈さぁ!美しい収納をこの手に‥!? そうはさせるか、いきなり問題発生!〉の巻。
【Ep.4 〈3Dプリンター〉印刷してみました】編のPart.2〈3Dプリンターに慣れてきた我が家の作品の数々〉の巻。
【Ep.5 〈3Dプリンター〉印刷してみました】編のPart.3〈ボドゲ収納以外にもこんなことができます!〉の巻。
【Ep.6 〈3Dプリンター〉まる子、はじめてのいんさつ 前編】
【Ep.7〈3Dプリンター〉まる子、はじめてのいんさつ 後編】
【Ep.8 〈3Dプリンター〉ゆろさんゼロから3Dプリント設計してみました 前編】
ーはじめにー
そんなこんなでようやく3Dプリンターの使い方も分かってきて、我が家にも3Dプリント作品が増えてきたところです。
さて本日は、
今まで踏み込んで来なかった「設計」の世界に ついにのめり込んで行ったゆろさんが手掛けた、初の大物ボドゲの3Dプリント収納を見ていきます。
早速見ていきましょう。
今回ゆろさんが満を辞して取り掛かった大物ボードゲーム、それは【ブラス:バーミンガム】です!
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まる子が愛するボードゲームTOP2を常に上下している超お気に入りゲーム。
もちろん重ゲーです。
ボドゲ界でも有名なこの【ブラス:バーミンガム】は、もう一つある黒を基調としたパッケージの【ブラス:ランカシャー】と区別するために「通称:白ブラス」と呼ばれているそうです。

まる子はこの「白ブラス」しかやったことがありませんが そのゲーム性も世界観も重さも全てが好みで大好きなのですが、
ここで問題が‥
それは「ゲームを始める前の準備が 地味にめんどくさい!!!」
まずメインのゲームボードのセッティングに加え、約30種類あるタイルを自分の個人ボードの上にそれぞれ並べていく必要があります。

種類によって「Ⅰ」〜 最大「Ⅷ」までパターンがありますが、その数字によっても枚数が異なるけれどデザインは似ていて全て正しい位置に並べるのも一苦労。

そうして並べた後も、ちょっと手が当たってボード自体が動こうもんなら もう一瞬でこの様です。

このプチストレスの積み重ねがなければ我が家でももっと登場していておかしくないゲームなのに‥と頭を悩ませておりました。
そしてついに、ゆろさんが3Dプリントの設計に取り掛かったのです!
ー繰り返される試作ー
とは言え、道のりは前途多難。
先に結論から申し上げますと、タイル問題はこのように解決いたしました!↓

まずはじめに作られた第1試作がこちら。

タイルを取り出す時に指を入れる為の 半円形の隙間もちょっと大きくしてみたりと改良。

そしてなんと言ってもこの凄いところはスタック式であること!

表面に凸(写真 右側)、裏の底面に凹(写真 左側)が あることで、計4色あるタイルたちを種類別にくっつけて重ねて収納することが出来るのです!

一番上には蓋まで付きます。

ゆろさんは蓋も2種類 試作していて、下の凸が蓋の表面まで見えるタイプと、見えないタイプ。
前者は よりがっちり噛み合って蓋が取れにくいイメージ。後者はそれに比べると蓋をそっと乗せるイメージ。
まる子はこの蓋の種類選びだけ参加しました。時にはこういう相談役の存在だって大事な役割です。

そうして選ばれた前者の蓋には 蓋を閉めても中のタイルの種類が判別できるように名前も付きました。
(世界観を壊さぬようカッコ良く英語です。)

ここまで完璧な流れのように思えたタイル収納作りでしたが、お気づきの方はいらっしゃるでしょうか。
そう、初めに話した「結論」の写真のものとこれまでの試作品のものは 違うデザインなのです。
試作までは順調に思えたタイル収納でしたが、いざ本番用のフィラメント(今回はブルーグレーの色味にしてみました♪)で印刷してみたら素材の関係か印刷精度が変わってしまい、物によって凹凸がパカパカになったり、キツキツになったりしたのです。
これはフィラメントによっては使いづらいデザインになってしまうと考えたゆろさんはここから改善を試みます。
まずは思い切って凹凸を無くしました。
これでフィラメント毎の印刷精度の違いに泣くことはありません。

とはいえ凹凸が無くなると、重ねた時には固定するものが無く、すぐにズレてしまいます。

そこでゆろさん、今度はこれら全てを外側から覆うケースを作りました。


入れてみるとこうです。

あらまあピッタリ!一発合格でした。
ちなみにこの半円2つは‥

ここを持って持ち上げたり、取り出す時の取っ掛かりとなる為の溝で、

その他の所々ある縦長2つずつの溝は‥
タイルを置いた時に ボードに書かれた必要な情報が見えるようにするための小窓です。

全て取り出した後、どこになんのタイル郡を入れるか分かるように外ケースの底にも名前が書いてあります。

これまで色ごとに1ケースに入れていたBeforeが‥↓


Afterは こうなりました↓


スッキリして、プチストレスも無事解消しました!
そうなったらコインや石炭・鉄・ビール樽コマ、金貨などの他アイテムも3Dプリント収納で‥
次回、まだまだ続く【白ブラス】の収納試作!
ということでこの続きは〈続・後編〉でお届けします。
本日はここまで。
次回もお楽しみに。
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✔︎ボドゲ沼歴 2019年〜 まだまだこれから。
✔︎ ボドゲを愛する 理系ゆろさんと2人暮らし
✔︎好きなジャンル:【エンジンビルド】【パズル】【ワーカープレイスメント】
✔︎口癖:「もう一回やろう」「次こそは勝つ」
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